ナカノムラの生態日記

『小説家になろう』で連載中の『ナカノムラアヤスケ』の生存記録を綴っていく。<『カンナのカンナ』書籍化します>

ゲーム 『逆転裁判』シリーズ

 逆転裁判シリーズ

 ナカノムラ的に一押しのゲーム。

 現在シリーズ6作品と、番外編が2作品。

 初期の作品はGBAだが、現在では全てDSでプレイ可能。

 

 公式サイトへのリンクはこちら↓

 CAPCOM:逆転裁判シリーズ 公式サイト

 

 上記にある通り、CAPCOMから出ている『法廷バトル』ゲーム。

 法廷と聞くと堅苦しく聞こえるが、つまりは『ノベル式推理』。

 コ◯ンや金◯一のような『探偵もの』とは一味違い、すでに容疑者として逮捕されてしまった被告人(=依頼人)を無実の罪から救うべく、主人公の弁護士が法廷に立ち、真実を暴いていくというもの。

 

 一概に全てではないが大まかなゲームの流れは

  1. 日常的なパート(or出来事)
  2. 事件が発生。警察の初期捜査で容疑者が『逮捕(=これが大体依頼人)』
  3. 依頼を受けた主人公が事件の捜査(いわゆる『探偵パート』)
  4. 捜査で集めた証言、証拠品を武器にしての法廷バトル(『法廷パート』

 

 事件が発生してからは探偵パート』と『法廷パート』を繰り返して事件の真相を暴いていく。

 

 このゲームに出てくる『弁護士』と『検事』は現実の弁護士、検事とは少々異なった設定になっており

  • 弁護士=依頼人(=被告人)の無実を証明する
  • 検事 =被告人の犯行を立証する

 となっている。

 上記の二点を前提に、以降の記事を書いていこう。

 

 このゲームの醍醐味はやはり『法廷パート』。

 主人公は弁護士として法廷に立ち、事件当時の出来事を説明(=証言)する証人達の言葉の中から『ムジュン(=矛盾)』を見つけ出し、証拠品とともに『つきつけて』いくことによって、検事が容疑者を逮捕に至った根拠を崩していき、真の犯人逮捕への道筋を作っていく。

 

 この証拠を『つきつける』瞬間に『異議あり』と音声が入るのがシリーズの恒例。ムジュンを暴いた瞬間に思わずプレイヤーも『異議あり』と叫びたくなってしまう。さらに言えば主人公だけではなく、検事の『異議あり』にも音声が当てられており、臨場感が得られる。時には『異議あり』が激しくぶつかり合う場面もあり、熱い展開が繰り広げられる。

 

 シリーズ恒例といえば、キャラの『リアクション』にも注目。

 

 とにかく登場人物が『濃い』。

濃くマロ』である。

 

普通に個性的な格好のキャラもいれば、もはや日常生活が困難ではないだろうか?、という出で立ちのキャラまで様々。そして、驚いた瞬間や焦った瞬間などには様々な『リアクション』を魅せてくれる。

 中には『え、マジで?』とトンデモナイ変化を見せるキャラもいる。それを見たくてついついゲームを進めることもあるほど。

 

 推理ゲームでありがちな『一回プレイすると、選択肢がわかっているので、二週目以降はつまらなくなる』と一回でお蔵入りの場合もあるだろう。

 

 ただナカノムラ的には『何度プレイしても楽しめるゲーム』だと思う(もちろん個人差あり)。

 

 激しい法廷バトルのシーンや、笑いが堪えられないシーン。さらには涙なしには語れない場面もあり、一度終わらせたからこそ再度プレイしたい、という気持ちになってくる。

 シリーズの中にはナカノムラが『五週プレイ』した作品もある(後述)。

 

 ここで簡単にシリーズの紹介をしておく。

 

 逆転裁判

 記念すべき第1作目。古い作品だが既に完成度は高い。相手の検事役は主人公の幼馴染であり、後に彼を主人公にしたゲーム『逆転検事』も登場した。

 

 逆転裁判

 2作品目。とりあえず検事が女の子で可愛い。ただ、法廷にを持ち込んで問答無用に振り回すのはどうかと思う。裁判長だろうが弁護士だろうが被告人だろうが、討論的にも『物理的』にもビシバシ行く。作品としてはやはり良好。

 

 逆転裁判

 個人的に『マイベスト逆転裁判』。五週したのはこの『3』である。

 事件のトリックが実は『賛否両論』ではあるのだが、

 細かいことは気にすんな。

 というのがナカノムラの意見である。

 ……や、確かにそんなのを裁判の証拠、証言として取り扱うのはいいのだろうか、という展開もあるが、やはり

 細かいことは気にすんな!

 

 これまで出た『1・2・3』が完結するストーリーとなっており、様々な意味で大きな展開を見せる。最後の方は本気で泣けた。

 そして、なんといってもこの『3』の魅力を引き立てているのが。

 検事の存在、である

 逆転裁判シリーズは作品ごとに登場する『検事』が変わっていくのも特徴の一つ。過去作品の『検事』が法廷に立つこともあるが、この『新しい検事』もシリーズ毎の大きな『顔役』と言える。

 さて、この『3』に出てくる『検事』は『オジさま』なお人なのですが。

 とにかく『渋い』。

 そして『ダンディ』。

 加えて『台詞が無駄に深い』。

 ただの若造が吐いたら痛い『厨二病』なお言葉も、このお人が発すると『物凄く格好いいセリフ』に聞こえてくるのだからあら不思議。

 加えてシリーズ恒例の『異議あり』のお声も『素晴らしい』。

 

 そして、プレイが終わってからもずっと頭にこびり着いている名台詞(ネタバレなので反転表記

 →「(裁判長に対して)‥‥ひとつだけ言っておく。裁くのは‥‥このオレだぜ!

 

 検事ってこんなんばっかか!?

 ちなみに、プレイ当時、ナカノムラはハマりすぎて公式サイトからこの検事さんBGMを携帯の着信音にしてました。この人は音楽まで『ダンディ』だった。

 

 さておき、終盤はシリーズで最高峰の盛り上がりを見せる。

 最後の最後の激闘(論)場面では、ここだけ通常のBGMとは異なっており、ナカノムラはぶっちゃけこれを聞きたいがために五週した。そろそろサントラ買おうかな。

 そしてエンディングはぶっちゃけ泣けた。

 他のシリーズはともかくとして、この『3』だけでもプレイする価値はある。

 

 

 逆転裁判

 

 新主人公を据えた『黒歴史』な作品。

 前作『3』から七年後の時が経過している。物語の開始時点で凄まじくショッキングな事実が判明し、シリーズ愛好者の度肝を抜いた

 新システムが搭載されたのだが、裁判で使っていい技じゃねぇだろ

 といったかんじ。

反転表記)→”証人の仕草や違和感から証言の『ウソ』を見抜くシステム。法廷で「あなたはウソをついている!」と証拠の矛盾もなく断言している点で色々とおかしい。ただ、このシステムは後の作品でまともに扱われるようになる

 

 色々と酷いことになっているが、主人公そのものは非常に好感が持てる青年。若かりし頃の初代主人公を彷彿とさせる。

 検事? ……まぁ、濃いキャラではあったな。

 

 逆転裁判

 

『4』の酷かったところをうまい具合に良い方向に乗せた『5』。

 前作で酷い目に遭っていた人が再起したのが非常に嬉しかった。

 

 主人公……というか、『4』に続いてさらに『弁護士(プレイヤーキャラ)』が増え、主人公勢が計三人に。もちろんそれぞれにちゃんと出番があり、出落ち感は無し。

 

『4』で出てきたとんでもシステムも、使いどころを見極めたようで一安心。さすがに法廷で使っていい技じゃなかったし。一方で法廷で、新キャラに関する法廷での新システムが導入されており、こちらはまだどうにか受け入れられる。

 

 恒例の『検事』さんだが、『3』ほどではないがまたまた『濃い』お人が登場。今回は『渋さ』よりも『ワイルド』さが出てきたか。

 この人は名言というよりは、リアクションが凄まじかった。

 ネタバレ反転表記→”検事でありながら殺人事件の容疑者であり、検事席に立っている間も両手には鎖で繋がれた手錠がされている。刑事曰く『特別製』なのだが、本気モードになると両腕を検事席に「ふん!」と気合いとともに叩きつけて毎回破壊する。思わず「特別製ぇぇぇぇぇ!?」と叫んでしまうナカノムラであった

 

『4』で失墜した逆転裁判シリーズを見事に復活させた作品であった。

 

 

 逆転裁判

 

 シリーズ最新作。

 ついに逆転裁判外国へと進出してしまった。

 

『3』で出てきた『これって法廷で使っていいネタなのか?』というベクトルを、むしろとことん突き抜けてしまった作品。

 ただ、それらを違和感なく使える舞台設定をしており、裁判長から検事さん、傍聴人の方々まで普通に受け入れてしまっている。というか、主人公が一番普通に受け入れてたりする。

 

 今回は日本外国クライン王国:ゲームオリジナル設定の国)の二つの国で物語が展開し、主人公たちが熱い法廷バトルを繰り広げる。

 国が変わればその都度プレイヤーである弁護人も変わるのだが、検事は毎度一緒。つまり、短期間の間に何度も日本とクライン王国を行き来しているのである。

 旅費大丈夫か?

 

 今回の検事さんは、丁寧な物腰のお坊さんなのだが……。

 ヘイトの溜まり具合が半端ではない。

 物腰柔らかく丁寧口調で『超毒舌』を吐きまくる。

 ナカノムラは思わず3DSを投げ出しそうになるぐらいにヘイトが溜まった。逆転裁判シリーズでなかったら途中でプレイを断念していたかもしれない。やはりゲームそのものは非常に楽しいので進められたが。

 

 But!!

 物語を終盤まで進めると、想定外の自体が発生する。

 ナカノムラは『魔法少女まどか☆マギカ』の『ほむほむ』を思い出した。詳しくはアニメみてください。

 ……どうでもいいが、『まどかまぎか』で変換したら『まどかマギカ』が一発で出てきた。すげぇなはてなブログ。ちょっとビビる。

 はい、どうでもよかった。

 

 さらに、坊さん検事の他に、もう一人、ラスボス的な大物検事が出てくるのだが、

 この人がまた『濃厚』。

 例えるなら、サナギラスバンギラスになるほどの強烈な変化を見せる。

 シリアスシーンなのに思わず爆笑するぐらいであった。

 その後も突っ込みどころが満載すぎて困るほど。ただし、シナリオ自体は超シリアスなので笑うのは主に『プレイヤー』だけである。

 

 エンディングはある意味『3』以上に泣けた。総合的にはやはり『3』だが、『6』もそれに決して引けを取らない終わりを見せる。

 

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 さて、ここまで長々とシリーズを紹介してきたが、この他にも『逆転検事』なる番外編も発売されている。

 これに関しては別の記事に記載予定。ただしいつになるかは未定である。

 逆転裁判を楽しめる人間ならば、こちらもまちがいなくオススメの作品。『あのキャラ』の華麗なる『異議あり』がたくさん聞ける。

 

www.capcom.co.jp