文章作成の友『pomera DM100』
pomera DM100
ナカノムラが愛用している文章作成ツール。ツールっつーか『現物』です。詳しくは下記のリンクからどうぞ。
http://www.kingjim.co.jp/pomera/dm100/
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ご存知の通り……ご存知ですよね? ナカノムラは『小説家になろう』にて作品(ブログ内の自作小説の項目から飛べます)を連載中のアマチュア作家です。そんな私は、連載小説の原稿は実はパソコンで書いていません。
これには色々と理由があります。
- ノートパソコンを持ち運ぶのが面倒い。
- ネット環境があるとついついサーフィンして時間を潰す。
- ワードソフトが高い。無料版は設定が面倒くさい。
- 起動が遅い(最近のパソコンは十分速くなりましたが)
そんな訳でして、ナカノムラが愛用しているのが『pomera DM100(以降:ポメラ)』。
大きさは、文庫本を縦に2冊並べたより少し小さい程度です。画面は若干小さいですが、タイピング用のキーボードは普通のノートパソコンよりも若干小さい程度で殆ど苦になりません。
このポメラの大きな特徴といえば。
ただひたすらに『文章作成』に特化した機能。
余計な機能は殆どなし。文章作成の為以外の機能は殆どなく、ネットにもつながりません。
ネットにつながらないことを不便に思うかもしれません。
が!
むしろそのおかげで余計なことに気を取られずひたすら文章作成に集中することができます。やってみると驚くほど作業効率が上がります。なんだかんだで、手元に誘惑があるとついつい手を伸ばしてしまうのが人間ですから。
それでも調べ物をしたければ、スマホでちょちょっと調べればいいでしょう。
文章は横書き・縦書きの両方を選ぶことができます。
ノベルの原稿を書くなら、やはり縦書きです(個人的な意見です)。
ちなみに、『ポメラ』はDM100以前にもいくつか種類が出ていますが、縦書きが可能なのはこの『DM100』だけ。他のものになりますと、キーボードを折りたたむことができるのでDM100よりサイズは小さくなりますが、横書きオンリーです。
逆に、『横書きが問題ない』、『もっと小さいのが良い』というのでしたらDM100にこだわる理由もないでしょう。ここらは人それぞれだと思います。
さて、このポメラ(DM100)には簡易ながらも辞書機能(国語・英和・和英)が搭載されており、ボタンでのワンタッチで呼び出しが可能。よほどニッチな内容でない限り調べることが可能です。日本語変換では出力できなかった漢字も辞書に登録されていることがあり、辞書の内容をコピーすることもできるので文章に貼り付けることも可能。
さらに、単語登録機能もあり、ライトノベルでありがちな『こんな漢字で名前つくらねぇよ!』という場合や『カタカナ名前』を固有名詞、一般名詞として登録が可能。入力の都度に『範囲指定して変換』という手間が省けます。
例:『ライト』と記入して『月』と即変換できるようになります
電源はバッテリーではなく単三電池二本。こちらも、充電池があれば十分にカバーできるでしょう。連続起動時間は電池にもよると思いますが、最低でも10時間以上は連続で使用可能なはずです。
起動速度も速く、開いて5秒で執筆作業を始められます。重量はパソコンに比べて遥かに軽いです。ただ注意したほうがいいのは、フレームの強度に若干の不安があり、強い力がかかると歪みます。加えてむき出しのままカバンに入れて持ち運ぶと、ポメラ底面にある滑り止め用のゴムが剥がれます。持ち運びの際には専用のソフトケースか、スマホ用のアクセサリの使用をお勧めします。
保存したファイルはbluetoothやUSBケーブルを使ってパソコンに送信することが可能。非推奨ですがパソコンからポメラにデータを送る事も可能(こちらはUSB限定)。
愛用でオススメの品なので利点ばかりあげましたが、もちろん使っている上でのデメリットも存在します。
先に挙げた強度不足がまず一つ。実は現在ナカノムラが使用しているポメラは二代目です。1代目は滑り止めのゴムが全て剥がれ、かつフレームが歪んで角には罅。最後はアップデートに失敗して起動不可能な状況になりました。
USBケーブルの接続端子がかなり弱く、すぐにダメになってしまう場合があります。これはbluetooth機能があれば全く問題ないのですが、アップデートをする場合にはケーブル接続が必要になるので注意が必要です。
さらにポメラ→PCへのファイル転送は楽なのですがPC→ポメラにファイルを転送する場合、エンコード(文字の変換コード)を注意しないと、ポメラ側で開くことができなくなってしまいます。この設定がちょっと難しい。よって、あまりお勧めしません。
そして文章作成ツールとして致命的なのが。
日本語変換機能がよっと『お馬鹿』な点でしょう。
何気なくブラインドタッチで日本語入力していくと、たまにとんでもない変換になることがあります。
微妙に違うかもしれませんがカタカナで『ゴブリン』と入れようとして、スペースキーを押したら真っ先に
『五分林』
と出て来ました。爆笑ですよこれ。
カタカナに変換する場合はちょっと違うとは思うのですが、普段の変換で出てくる『珍回答』の突発性はこれに近いものがあります。ですが、この問題に関しては、自分の求めている単語を『単語登録』してしまえば解消されます。カタカナ明記も登録すれば変換の最初の方に出てくるようになります。
ライトノベルの執筆に使うとするならば『ルビ』も使うかもしれませんが、これはさすがに搭載されていません。それでも仮に『小説家になろう』での投稿を目指すのならば、|単語(たんご)といった具合で入力しておけば、『単語』の部分にルビが振られるはずです。こちらも慣れれば流れ作業で入力できるでしょう(ちなみに『|』は『shift + ¥』で出ます)。
さて、気になるお値段ですが、現在ではおおよそ『二万円』前後だと思われます。すでに発売されて結構経っているのでかなり値下がりしており、以前よりもだいぶ手に取りやすい値段になってきているはずです。下手なパソコンを買うよりはよっぽど安いはず。
メリット・デメリットをあげてみましたが、やはりナカノムラ的にはこの『pomera DM100』は一押しですね。文章作成に集中したい人にとっては必需品──は言い過ぎですが、個人的にはそのぐらいにお勧めしたい一品です。
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