ナカノムラの生態日記

『小説家になろう』で連載中の『ナカノムラアヤスケ』の生存記録を綴っていく。<『カンナのカンナ』書籍化します>

<読書感想> web小説 異世界でも鍵屋さん

異世界でも鍵屋さん

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 web小説発、書籍二巻まで出ているライトノベル

 主人公が盗賊でも魔法使いでもなく『鍵屋』というのがポイント

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 異世界でも鍵屋さん 

あらすじをBa!

<日本でフリーの鍵屋をやっていた紀伊甚六(キイ ジンロク)は変な爺さんと狐耳の娘にスカウトされて異世界にやってきた。その仕事とは、盗賊ギルドでの「鍵開け」だった。凄腕の師匠に鍛えられた腕と道具で異世界の鍵を開けまくる。宝箱、隠し扉、牢獄、意外とたくさんある異世界の鍵。彼は異世界で凄腕鍵開け師としてどうするのか? 日本には帰れるのか? え? 帰れる? しかも自由に? なら、とりあえず愉しみましょうってな感じで自由気ままに働きます。勇者? 魔王? いるけど相手にしませんよ。だって鍵屋ですから。でもやってくる厄介事は防げないわけで…。一人の鍵師が世界を変える………かもしれない?>

 

 すべての説明はタイトルとあらすじの中に含まれております。

 以上!
解説・感想

 ……はい、真面目にやります。

 異世界で盗賊ギルドを営む魔法使い()と鍵師見習い(狐耳娘)が、現代日本で鍵屋を営む主人公のところに訪れるところから話が始まる。

 

 ここでいう『盗賊ギルド』とは、ダンジョン等で罠の解除・宝箱の鍵を解錠を担当するダンジョン専門の『斥候』を指す。魔法使いと鍵師見習いが所属する盗賊ギルドは、戦力的には申し分ないのだが肝心の『鍵の解鍵担当』である『鍵師』がおらず、優秀な人材をスカウトするために現代日本に転移してきたのである。

 

 あらすじでもわかる通り、現代日本と異世界の行き来が実は簡単にできてしまう(優秀な魔法使いがいること前提だが)。なので主人公は真面目に『仕事の一環』として異世界へと訪れ、鍵師として活動を始めていくことになる。

 

 既に主人公の歳が『大人』であるためではあろうが、己に課せられた仕事に対するプロ意識が非常に高い。よくある若者主人公が口にする勢いが先行した発言は少なく、経験と実力を持ったものとしての発言が物語の厚みを出してくれる。

 おっさん──と呼べるほどの年齢ではないのだが、この仕事に対する熱意がどうにも良い感じな『渋さ』を感じられる。

 ナカノムラはまだ良い感じの『渋さ』もたないマイルドすぎる人間なので、こういった人間には憧れたりする。ゴドー検事ぃぃぃ

 

 一般(ナカノムラの私見)ではあまり馴染みのない『鍵屋』という職がどのような仕事をしているのかの説明があるのもポイント。作中には現代日本でも登場する種類の鍵も多く登場。さらに主人公はそれまで扱ってきた多くの『鍵に関する経験』をもとに、ファンタジー世界で使われる鍵の仕組みを上手い具合に解釈し、解錠していく。まさしく職人技である。

 

 また、作中には主人公とは全く別の場所で『勇者召喚』なるテンプレ行事が開催されており、最近でお馴染みの『迷惑行為』を撒き散らしていく。主人公たちと勇者たちがどう絡み合っていくか、読者の興味を引きつける。とりあえず勇者は酷い目にあえば良いと思う。

 

 主人公以外の登場人物たちも多種多様。前述の狐耳っ娘魔法使いの爺の他に、エルフ美女(壁)、お気楽騎士、貴族のお嬢様と一通り取り揃っている。さらに、マスコット勢として人外系娘たちも登場。特に、書籍二巻から登場する人外娘は、作中で屈指の癒しキャラになる。

 下半身がちょっとアレだが、読み進んでいくとむしろそれが良い、と思えるようになってくる。どんな癒しっ娘なのかは本編を確認されたし(ヒント:もふもふしてます)。

 

 全くの余談ではあるのだが、『異世界でも鍵屋さん』の書籍版を出版しているのは『宝島社』さんである。実はこのたび書籍化することになったナカノムラのweb小説『カンナのカンナ 〜間違いで召喚された俺のシナリオブレイカーな英雄伝説〜』も同じく『宝島社』さんである。リンクはこちらhttp://ncode.syosetu.com/n3877cq/

 

 職人が主役のライトノベルが好きな方は一度読んでみてはいかがであろうか。 

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