<読書感想> web小説 異世界詐欺師のなんちゃって経営術
異世界詐欺師のなんちゃって経営術
あるいは書籍版のタイトルが↓
異世界詐欺師のなんちゃって経営術(コンサルティング)
web小説発のライトノベルで現在書籍一巻が発売中の作品。
web版はすでに完結しているが、後日談とショートストーリーが展開している。
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恒例のあらすじから
<日本にその名を轟かせた大詐欺師・オオバヤシロ。
悪運尽きて燃え尽きた彼が転生したのは――『嘘が吐けない巨大な都市』だった。
嘘を嫌う『精霊神』により嘘吐きは【カエル】にされてしまう世界で、ヤシロは詐欺師として培った口先の上手さで成り上がっていく!
異世界に転生した主人公が、『現代の知識』と『屁理屈』を武器に、巨乳美女を助けたり、極貧食堂を立て直したり、最底辺地区の生活環境を改善したりする物語>
大詐欺師であった主人公が、類まれなる『巨乳』に愛を捧げるお話。
違う!
あらすじの通り、詐欺師としての『知識』や『屁理屈』を武器に、様々な状況での経営難を改善していくお話。でも『巨乳』に愛を捧げているのは嘘じゃない。
ただ、R元服な雰囲気は一切なく、どちらかといえばほんわかコメディ色が強い作品。主人公も最初は心が荒んでいるが、徐々に『なんだかんだ先生』に変貌?
なんだかんだ先生がわからない?
ぶるらじみろ。
話がそれました。
この作品の魅力は『詐欺師』が『嘘』を封じられながらも、逆にそれを逆手にとって窮地を脱する、という所。嘘がつけないからこそ、逆に嘘をつくよりも有利な状況に運んでいく技腕(話術)が冴える。
さらに、舞台となる都市にはもう一つ、『会話を記録する』という仕組みが成り立っている。いつでもどこでも過去に交わした会話を『再生』出来るのだ。
住人の中には『会話の記録』と『嘘封じ』を逆に利用する者もいるのだが、主人公はそのさらに上をいく『超屁理屈』を使うことによって黙らせてしまう。普段はおちゃらけているが、時々見せる『凄み』が痺れて憧れるかもしれない。DIOぉぉぉ……。
さて、毎回恒例のヒロインの魅力だが。
愛と希望と夢と浪漫が溢れんばかりの『巨乳』である。
さらにもう一人。
雄大な大地(ガイア)の力を感じさせる大平原のごとき『貧乳』。
この作品には沢山の『女性』が出てくるが、一番出番が多いのは上記の二人だろう。
この前述の通りこの作品にはいわゆる『性的描写』はないのだが、だからこそコメディとして許される範囲で『胸』に情熱を捧げている。
そもそもweb版のあとがきですらほぼ毎回『おっ◯い』という単語が出てくる。
そこがいいのだが。
舞台が『異世界』ためか、登場する女性の殆どが『獣人』かそれに近い人種になっている(他の登場人物もそうだが)。先に挙げた二人に加えて、もう二人ほどレギュラーのような子たちがいるのだが、それは本編を実際に読んで確かめてほしい。
とりあえず、ほぼ例外なく主人公に(言動で)弄られる。
現在は書籍化しており一巻が発売中。
イラストは『ファルまろ』さん。
豊かな『愛』を描かれているあの人。『ダン弱』の紹介で少し取り上げた『必勝ダンジョン』書籍版のイラストも担当している。具現化したヒロインの姿に、一読者としてもう感無量。
さて、最後はこの一言で締めたい。
せ〜の
パイオツ、カイデー!
価格:648円 |