<読書感想> web小説『ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-』
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-
web小説発、現在3巻まで出ているライトノベル。
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最近はやりの『異世界転生』もの。ただ、単なる一般人の転生ではなく、転生元の職業がかなりハードです。
web版あらすじより抜粋。
<世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。
弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持ったまま異世界へと転生した。
異種族や魔法に驚かされつつも、持ち前の切り替えの早さで適応し己の糧に変えていく。
特殊な魔法を習得し、厳しい訓練を続ける内に最強レベルの強さになっていたが、前世で中途半端に終った教育者をもう一度目指そうと決意する。
これは前世の記憶と経験を基に、弟子と共に世界を漫遊する教育者の物語>
解説・感想
主人公の前世が凄腕のスパイさんだったという話です。
前職(世)はかなり後ろ暗い仕事をしてらしたようですが、主人公そのものは非常にマトモな人間。というかむしろ向上心のある良い人です。
本来なら役立たずとされている先天的な能力を、前世の知識を元にしてむしろ強みに変えるところがナカノムラ的に好きです。『使い方によっては化ける』系の設定は大好物です。ご飯三杯はいけます。
そんな彼は、新たに始まった人生の中で、前世でやり残した『弟子の育成』を目指します。
最初に迎え入れるのは、双子の子供。
何を隠そう、白い犬(狼)耳と尻尾を持つ獣人の子供です。
モッフモフです。
モフモフかどうかはさておき、この片割れはケモミミヒロイン(弟もケモミミですが、こっちは舎弟)です。
ケモミミヒロインです(大事なので二回)。この時点でご飯をあと二杯ぐらい追加できそうです。
主人公は人生の過程で様々なイベント(トラブル)に遭遇しますが、前世の知識と経験、それらを活用して鍛え上げた己の力で打破していきます。また、時には弟子に試練を与え、その成長を見守っていきます。単なる無双劇になるわけでもなく、物語が作り込まれています。
あ、忘れていました。
狼耳ヒロインは『夢一杯』です。これでさらにご飯三杯はいける。
価格:777円 |